研究課題/領域番号 |
18K00097
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01040:思想史関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
川出 良枝 東京大学, 大学院法学政治学研究科(法学部), 教授 (10265481)
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研究分担者 |
前田 勉 愛知教育大学, 教育学部, 特別教授 (30209382)
伊東 貴之 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20251499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 多様性 / 比較思想 / フランス / 日本 / 中国 / 儒学 / 江戸思想 / モンテスキュー / 異文化交流 / 清朝 / 江戸時代 / 初期近代 / 礼 / 東アジア / ヨーロッパ / 文化接触 / 思想史 / 寛容 / 礼教 |
研究成果の概要 |
航海術の発展により、世界の諸地域における多様な文化の存在が知られるようになったとき、これを理解するためにいかなる思想が生み出されたのか。世界の多様性の認識がもたらした知の地殻変動を、初期近代の日本・中国・仏を中心とするヨーロッパ思想を対象とし、比較思想史的に明らかにした。その成果は、第一に、多様性を説明する理論としての風土論(フランス)と水土論との比較、および歴史的経路依存性の発見、第二に人間を多様な存在とみるか、同一の存在とみるかという人間論とそれがもたらす統治論との関係の多様性の分析、第三に18世紀フランスにおける中国理解に影響を与えた『中国全誌』の分析である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日中欧のそれぞれにおいて、世界の多様性の認識に関する包括的な分析を行い、既存の研究水準を刷新する。その上で、本研究が誇る最大の学術的独自性は、日中欧の分野における精緻な個別研究を基盤としつつも、その知見を3名の研究者が相互にフィードバックすることにより、日中欧の思想を対等な関係で比較し、単独の研究では得られなかった視点を共有し、真に内実のある比較思想研究をめざすという点に存する。
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