研究課題/領域番号 |
18K00101
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01040:思想史関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
香川 知晶 山梨大学, 大学院総合研究部, 医学研究員 (70224342)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | デカルトの生涯 / バイエ / カレテジアニスム / 新哲学 / カルテジアニスム / 17世紀哲学 / デカルト哲学 / アドリアン・バイエ / 17世紀 / 西洋近世哲学史 / デカルト |
研究成果の概要 |
本研究は、海外研究者との文字通りの共同研究によって、17世紀後半の伝記作家アドリアン・バイエ(Adrien Baillet, 1649-1706)による浩瀚な全1064頁にわたる『デカルトの生涯(La vie de Monsieur Descartes)』全2巻(Paris,1691)の日本語初の校訂完訳・注釈版を完成する成果をもたらした。これによりバイエによるデカルト伝の翻訳を中核としながら、デカルトのみならず、17世紀におけるヨーロッパ全体にわたる学問を取り巻く社会環境の実像解明の基礎資料が得られることとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
原著はその後散逸したデカルトのテキストを多く含んでいることもあって、現在に至るまでデカルト研究の重要な源泉となってきた。さらに本書はデカルトの伝記的な記述とともに、デカルトの思想内容を精密に描くとともに、人間関係や社会環境を細かく記述している点に大きな特色がある。その記述によって、いかにしてカルテ ジアニスムが生まれ、受容されていったのかが具体的に明らかにされている。これによりデカルトのみならず、17世紀におけるヨーロッパ全体にわたる学問を取り巻く社会環境の実像解明の基礎資料が提供されることになった。
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