研究課題/領域番号 |
18K00123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
大河内 文恵 東京藝術大学, 音楽学部, 講師 (20463953)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | オペラ史 / イタリア・オペラ / ドイツ語オペラ / ドレスデン / ベルリン / ウィーン / ミュンヘン / 上演史 / 上演団体 / ヴィーン / 劇場史 / オペラ / 翻訳オペラ / レパートリー / 歌劇場 / ドイツ語 / 音楽学 |
研究成果の概要 |
18世紀半ばまでほぼイタリア・オペラ寡占状態とされてきたドイツ諸都市において、ドイツ語オペラがどのように確立・受容されていったかを上演史から読み解き、論文『ハッセとヴェーバーの間:1765年から1830年までのドレスデンにおけるオペラ上演に関する予備的考察』『七年戦争後のベルリンで上演されたオペラードレスデンとの比較から』『1760 年代から1830 年までのヴィーンにおけるオペラ上演についての試論 : ドレスデン・ベルリンとの比較から』にまとめた。同じ時期でも、イタリア・オペラの重要度はドレスデン、ベルリン、ヴィーンの順に低くなり、ドイツ語オペラの重要度はその逆であることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
主要な作曲家や作品が中心となって進められてきた音楽史記述に、上演史というファクターを加えることでこれまで見えていなかった視点を提示した。オペラの作品研究において、作曲家が直接関わらない上演は対象から除外されてきたが、それこそが当時のオペラ上演の実態を表す一断面だといえる。最終年度には対面とオンラインを合わせて100人を超える参加者を得てシンポジウムを開催し、研究成果を社会に還元することができた。
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