研究課題/領域番号 |
18K00124
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
山下 薫子 (坂田薫子) 東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (90283324)
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研究分担者 |
甲斐 万里子 和洋女子大学, 人文学部, 助教 (30803689)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 園田清秀 / ピアノ指導法 / 西洋音楽受容史 / 音楽教育史 / 園田高弘 / ピアノ演奏法 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、園田清秀(1903-1935)の音楽教育の方法論とその成立過程の検討を通して、大正期から昭和初期における西洋音楽受容史および音楽教育史に新たな一面を加えることである。 具体的には、彼の著作物と自由学園での実践に関する資料の分析、関係者へのインタビュー、そしてパリでの歴史資料の調査などを行った。 その結果、ピアノ奏法が重視されていた時代にあって、幼児期の発達を基礎におくピアノ指導法を確立したという彼の功績を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における学術的意義は、次の3点に集約される。①一次資料に基づいて、園田清秀に関する通説の誤謬を正したこと。②インタビューと資料探索により、彼の教育哲学の形成過程を示す新たな情報やデータを得たこと。③ピアノ指導法発展の歴史認識に、教育学の観点から新たな知見を付与したこと。 本研究を通して、人物研究、とりわけ音楽教育学の歴史的研究では、学習者にかかわる記録の存在が研究の質を左右するという方法論上の示唆を得た。
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