研究課題/領域番号 |
18K00143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
中野 正昭 明治大学, 文学部, 兼任講師 (40409727)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 日本近現代演劇 / 商業演劇 / 軽演劇 / 音楽劇 / 演劇学 / 日本演劇 / 近代演劇 / 大衆演劇 / 興行 / 戦時演劇 / にわか(俄) / 喜劇・軽演劇 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、軽演劇を中心に近代演劇としての商業演劇の機能とその興行展開について、約30の機関で資料調査・収集、関係者8人への聞き書き等の基礎調査を行った。研究成果物としては雑誌論文8件、学会発表11件、図書5件がある。主な研究成果物に軽演劇の最高傑作とされる榎本健一『最後の伝令』を海外作品と比較検証した論文「エノケン喜劇『最後の伝令』とF・キャプラ映画『陽気な踊り子』―軽演劇にみるアメリカ映画のアダプテーション―」、大正期翻訳オペラを興行的観点から再検討した単著『ローシー・オペラと浅草オペラ―大正期翻訳オペラの興行・上演・演劇性―』がある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の学術的意義としては、従来の舞台芸術を中心とした日本の近現代演劇史に対して舞台娯楽研究の視座を提示したこと、新しく一次資料の発見・発掘を行ったこと、国内の演劇以外の専門家との共同研究や海外の舞台娯楽に関心を持つ演劇研究者との意見交換を通して、研究テーマの多角的な展開と発展を促したことがある。社会的な意義としては、研究課題が持つ大衆性を考慮し、学術論文以外に一般書を刊行したこと、新聞雑誌テレビなどメディアに出演し最新の学術的知識を提供したこと、そしてこれらを通して大衆文化史に於ける舞台娯楽への関心を高め、その歴史的評価を定めたことがある。
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