研究課題/領域番号 |
18K00146
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
児玉 竜一 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10277783)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 歌舞伎 / 演劇 / 演劇雑誌 / 雑誌 / 演劇とメディア / 演劇写真 / ジャーナリズム / 歌舞伎雑誌 / 演劇評論 / 劇評 |
研究成果の概要 |
創刊から終刊までを押さえた演劇雑誌の点数を増やすことを目標として、演劇雑誌の書誌的な調査を進めた。あわせて、演劇雑誌の社会的・文化的な位置づけを分析・考察する作業を進めた。新聞紙上や学会でのシンポジウム等において、演劇雑誌からの知見にもとづく文化的な意義を発表する機会を多く得たことにより、演劇雑誌の資料的価値を広く訴えることができた。 演劇雑誌の細目を体系的に網羅する作業についても調査を進めた。PDF化による共有と、目次細目の入力方法を検討しつつ、計画の修正を行った。コロナウイルスの蔓延により、海外機関との連携は限定されたが、アメリカ、中国、ベルギーの諸機関との連携研究を模索した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
演劇雑誌の研究は、文芸誌や美術誌とも関連しながら、演劇史に関わる情報を同時代に即した形で吸収するための、重要な作業の基礎となると考えられる。同時に、演劇雑誌は、映画雑誌等とも関わりつつ、世界中で出版された雑誌とも関連しあう。日本の演劇雑誌は、日本独自の特色を持ちつつも、海外の雑誌からの影響も受けている。そのような特殊性と普遍性をさぐりながら、各国の演劇雑誌と比較することにより、演劇をめぐるメディア環境や出版環境をめぐる、それぞれの特色や共通性を知ることができる。 本研究における知見を踏まえて、今後さらに、映像資料や音声資料などにまで研究範囲を拡げてゆくことができるものと考える。
|