研究課題/領域番号 |
18K00153
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 大阪音楽大学 |
研究代表者 |
西村 理 大阪音楽大学, 音楽学部, 教授 (00552738)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ラジオ放送 / 大阪 / 洋楽受容 / ヨーゼフ・ラスカ / 朝比奈隆 / アレキサンダー・モギレフスキー / 大阪放送局(JOBK) / 奥屋熊郎 / 『大阪時事新報』 / レオ・シロタ / アレクサンダー・モギレフスキー / マキシム・シャピロ / 大阪室内楽協会 / 大阪ラヂオオーケストラ / 大阪放送交響楽団 / 宝塚交響楽団 / 音楽番組 / オーケストラ |
研究成果の概要 |
本研究は、戦前に大阪放送局(JOBK)が制作した音楽番組を調査し、当時の大阪の人々の音楽趣味の形成を考察した。まず、オーストリアの作曲家で指揮者のヨーゼフ・ラスカ(1886-1964)、ヴィオラ奏者で指揮者の朝比奈隆(1908-2001)、ロシアのヴァイオリニストのアレキサンダー・モギレフスキー(1885-1953)が出演した音楽番組を明らかにした。次に、新聞の「ラジオ欄」の言説からラジオの聴取者が、演奏家や演奏曲についての情報を得ていたことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では、1925年からラジオ放送が本格的に開始された。日本のラジオで放送された音楽についての研究の多くは、東京放送局(JOAK)を軸にして行われてきた。1928年11月からは全国中継放送が始まったものの、1934年6月までは各放送局の独自性は保たれていた。本研究では、大阪放送局(JOBK)が制作した音楽番組を調査し、それらに関する新聞や雑誌の言説分析を行った。そのことは、大阪独自の音楽文化の一端を明らかにした点で、洋楽受容研究において意義がある。
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