研究課題/領域番号 |
18K00194
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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研究機関 | 昭和女子大学 |
研究代表者 |
木下 亮 昭和女子大学, 生活機構研究科, 教授 (60195328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ムダルニズマ / バルセロナ / サンティアゴ・ルシニョル / ラモン・カザス / ピカソ / 四匹の猫 / アンリック・クララソ / ルシニョル / カザス / パブロ・ピカソ / 貞奴 / 川上音二郎 / ムダルニズマ絵画 |
研究成果の概要 |
本研究は、カタルーニャの芸術運動ムダルニズマを先導した画家サンティアゴ・ルシニョル(1861-1931)とラモン・カザス(1866-1933)の1890年代 から20世紀初頭までの創作活動について検証し、その作品制作を基に同時代のバルセロナの芸術的環境と、共有された美の規範の独自性を明示することを目的とする。その19世紀末の芸術動向について、画家たちのパリ滞在、北欧諸都市からの刺激、1888年万博に象徴される経済的繁栄、そしてカタルーニャのナショナリズムの高揚など多方面からの考察を試みる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2019年4月から「奇蹟の芸術都市 バルセロナ」展を全国5美術館で開催し、監修者として各地で講演をおこなった。展覧会図録にはこれまで日本で調査されてこなかった川上音二郎と貞奴のバルセロナ公演についての研究成果を発表した。またカタルーニャ美術館学芸員アドゥアル・バジェス氏を招聘し「ピカソとバルセロナ」と題したシンポジウムを企画・開催した。2020年に本シンポジウムの意義とそれまでのピカソに関する調査によって得られた新知見を論文にまとめた。カタルーニャ美術館と日本の美術館との交流が促進され、後継のスペイン美術の展覧会企画への一助となる関係を築くことができた。
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