研究課題/領域番号 |
18K00201
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
|
研究機関 | 独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館 |
研究代表者 |
大谷 省吾 独立行政法人国立美術館東京国立近代美術館, 美術課, 主任研究員 (90270420)
|
研究分担者 |
西澤 晴美 神奈川県立近代美術館, その他部局等, 研究員 (50639854)
五十殿 利治 筑波大学, 芸術系(特命教授), 特命教授 (60177300)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 戦後日本美術 / 前衛美術 / アヴァンギャルド / モダンアート / 実験工房 / 山口勝弘 / 前衛芸術 / 占領期 |
研究成果の概要 |
本研究は、近年国際的な注目を集める戦後日本の前衛芸術運動の実相を実証的に明らかにするために、1951年に東京で結成された前衛芸術グループ「実験工房」の中心人物のひとり山口勝弘(1928-2018)の日記(1945-1955)をデジタルデータ化した上で書き起こし、記述された内容を他の関係作家の資料や公刊資料によって裏づけをとりながら、比較検証した。書き起こした日記とその解題を刊行し、また当該分野の研究者を招いてのシンポジウムや展覧会を開催して、戦後日本の前衛芸術についての新たな研究方法について課題と展望をまとめた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦後日本の前衛芸術運動については近年国際的な注目が集まっているが、戦後まもない時期については刊行物が少なく、また関係者の高齢化、他界によって、聞き取り調査にも限界がある。本研究はそれに対し、関係者の日記などの一次資料を活用しつつ、他の資料との比較検討によって事実関係を実証的に跡付けるという研究手法を提案するものであり、この時代の美術あるいは文化全般を研究しようとする今後の研究者に広く参照価値のある基盤を提供することができた。
|