研究課題/領域番号 |
18K00207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
川井田 祥子 鳥取大学, 地域学部, 教授 (40567632)
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研究分担者 |
佐々木 雅幸 同志社大学, 研究開発推進機構, 嘱託研究員 (50154000)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 障害者 / 芸術表現 / 社会的排除 / opera / 承認 / well-being / 社会的包摂 / 表現活動 / 生涯学習 / キャリア教育 / 仕事 / セルフエスティーム |
研究成果の概要 |
「承認」をキーワードに障害者の就労を捉え直すとともに、障害者が表現活動によって社会的排除を克服する可能性を検討した。「承認」とは、他者から存在を認められ尊重されることであり、近年の社会政策では就労によって承認されることが重要だと考えられているため、表現活動が承認されるとともに、就労に結びつく可能性について検討した。明らかになったことは、障害者の芸術表現をoperaとするには、本人が多様な表現活動を選択できることと、学童期から多様な表現にふれられる教育環境の整備など、生涯学習を継続して行える環境を保障することが必要だということである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
障害者の表現活動を仕事にしようと取り組んでいる国内外の団体等の調査によって、障害者を訓練によって健常者に近づけて就労をめざすのではなく、経済成長を過度に追求する社会のありようを問い直し“就労”という概念そのものの転換を図ろうとしていることが明らかとなった。 これらの調査をふまえて、“承認”をキーワードに障害者の就労を考えることは多様性を尊重する政策への転換をもたらし、さらに経済成長のあり方をも問い直すことになるため、障害者のみならず誰もが生きやすくなる社会へと変化する契機になると考えられる。
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