研究課題/領域番号 |
18K00217
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 女子美術大学 |
研究代表者 |
宮島 弘道 女子美術大学, 芸術学部, 教授(移行) (40710299)
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研究分担者 |
橋本 信 (橋本弘安) 女子美術大学, その他部局等, 研究員(移行) (30189485)
岸野 香 女子美術大学, 芸術学部, 教授(移行) (80282812)
稲田 亜紀子 女子美術大学, 芸術学部, 准教授(移行) (90307091)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 粉体工学技術の応用 / 天然無機顔料 / 藍銅鉱 / 日本画表現 / 東アジア絵画の可能性 / サブミクロン粒子 / 天然無機顔料の新たな可能性 / 近代日本画作品の顔料研究 / 天然鉱物のサブミクロン化技術の蓄積 / 天然鉱物のサブミクロン顔料の国際展開 / 粉体工学技術の応用と美術の関係性 / サブミクロン天然無機顔料利用の可能性 / アジア絵画発展の可能性 |
研究成果の概要 |
粉体工学技術の応用により製造したサブミクロン藍銅鉱顔料(粒子径300μm程度)の美術分野での展開を探る研究で、菱田春草の未発表作品に用いられた顔料分析、名塩間似合紙への填料としての応用、中国とタイでのワークショップ交流での使用などで得られた成果から、絵画の基底材として用いられる、紙・絹・板での使用感の違いにより、染料と顔料の両方の特性を併せ持つ新たな天然顔料の特異性を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然鉱物である藍銅鉱の微粒子化の限界値を実験を通うじて探り、それにより得られた特殊顔料をどのように作品制作に応用できるかという試みは、粉体工学分野との連携を含め美術分野での研究として特異で随一なものである。またサブミクロン領域天然顔料の性質をより理解することにつながり、今後限りある天然資源の持続可能な利用手段を考えていく上での一歩となった。
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