研究課題/領域番号 |
18K00218
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
|
研究機関 | 多摩美術大学 |
研究代表者 |
菅 俊一 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (30740716)
|
研究分担者 |
野間田 佑也 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (20627004)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 表現方法論 / メディアデザイン / 視覚表現 / 身体誘導 / コグニティブデザイン / 共同注意 / 視線 / 誘導体験設計 / イメージ生成 |
研究成果の概要 |
本研究は、顔図版による視線を用いた空間内での鑑賞者の身体誘導体験デザイン手法を実際に体験設計を行うことで試みるものである。直進性を持つ視線を利用して三次元空間内を誘導するための方法として、直線を分割して組み合わせることで視線を曲げながら誘導を続ける手法と、立体的な平面と曲面によって構成されたフィールドに顔図版を配置することによって視線をフィールドの影響下によって曲げることで誘導を行う手法の2つを開発するという成果を得た。これらの研究成果については、膨大な制作事例を展示、およびその図録の制作を行い、広く社会に提示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在私たちの社会の中では方向指示のための図像として矢印が多く使われているが、進行方向を示す矢印が上向きに表示されているように、平面に定着した矢印は奥行き方向を示すことができない。本研究ではVRやARなどの表現手法やHMD(ヘッドマウントディスプレイ)などの機器とは異なり、実空間における3次元方向の指向性を持つ身体誘導のための情報提示として、顔図版による視線を用いた表現手法に関する開発を行った。これにより、既に存在している様々な施設や空間においてその体験を損ねずにスムーズな誘導をするためのデザインが可能になり、空間におけるメディアと表現の新しい関係性の在り方の提案になると考えている。
|