研究課題/領域番号 |
18K00226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 大分県立芸術文化短期大学 |
研究代表者 |
山口 祥平 大分県立芸術文化短期大学, その他部局等, 准教授 (60376910)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 文化政策 / 国際展 / 芸術監督 / アートマネジメント / 現代美術 / 国際美術展 / アーカイヴ |
研究成果の概要 |
本研究では、国際美術展「ドクメンタ」における芸術監督制とその形成過程を考察した。コロナ禍での海外渡航制限期には主にインターネットでの資料調査に従事し、展覧会カタログや先行研究論文、雑誌記事などの文献資料を分析した。渡航制限緩和後は、本展の資料館「ドクメンタ・アーカイヴ」での調査を行い、運営会議録などを検討した。研究を通して、展覧会創設初期におけるアーノルド・ボーデが広範な業務に従事していたことが明らかとなった。彼の活動が本展における芸術監督のロールモデルを形成していたことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、ドクメンタにおける芸術監督の権限の広範さとその歴史的背景を確認した。世界各地で数多くの国際美術展が開催されるなかで、ドクメンタがいまだ独自の地位を確立できている要因のひとつにはその芸術監督制がある。展覧会の類似や画一化が指摘されるなかで、本研究は、国際美術展の企画運営における芸術監督制のひとつのあり方を提供する。
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