研究課題/領域番号 |
18K00227
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
宮永 美知代 東京藝術大学, 美術学部, 助教 (70200194)
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研究分担者 |
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00232471)
木下 史青 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸企画部, 上席研究員 (20321549)
岩井 治樹 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (30452949)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 美術解剖学 / 教育 / 形態 / 触覚 / USA / 解剖学 / 形態学 / 体 / 描画 / 顔 / 動物 / 比較解剖学 / 人体 / ドイツ / NZ / UK / 韓国 / 触覚的 / 交流 / リアリズム |
研究成果の概要 |
1.盲学校の児童を対象にしたワークショップで、骨格を用いたレクチャーをし、初等教育での美術解剖学教育の実現可能性の手応えを得た。一般対象に「解剖学からの触覚鑑賞の魅力」をテーマに講演した。 2. USAの美術解剖学教育者 Rey Bustosの『Ray’s Anatomy』を邦訳、出版した。3. 第28回美術解剖学会大会で中尾喜保を助け美術解剖学教育にも関与した生物学の三木成夫をフィーチャーしたシンポジウム「シェーマは語る いのちの形」で美術解剖学の見方について講演した。4. 臨床神経科学的に美を感じる普遍的要因とアルチンボルド絵画を対照させて考察した研究を、フォーラム顔学で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの研究を通して、大学レベルで初めて教育されていた美術解剖学的視点が、小学校、盲学校教育においても学びを深め、触覚教育を通しての活用ができ、視点の広がりや造形的スケールに良い影響を与えることが示唆された。USAの美術解剖学書の良書を日本に紹介できたことは、本分野の発展と一般への啓蒙に資するであろう。 今日、触覚からの学びが減少する中で、各国の美術解剖学の専門家はそれぞれに美術解剖学にある触覚的な学びの重要性を啓蒙したいと考えていた。さらに、美術解剖学が持つ応用解剖学的側面が今後、社会への還元として期待される。
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