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多角的視点から伝統技法「截金」の起源を追う

研究課題

研究課題/領域番号 18K00228
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01070:芸術実践論関連
研究機関東京藝術大学

研究代表者

並木 秀俊  東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (00535461)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード文化財 / 伝統技法 / 古代ガラス / 保存修復 / 金箔 / 截金 / ガラス
研究成果の概要

日本の伝統技法である「截金」と、紀元前ヨーロッパから伝わる金箔装飾ガラスの「ゴールドサンドイッチガラス碗」を申請者の先行研究によってこの二つを繋いだ。日本に渡ってきた截金を海外へ伝えるため発表を繰り返し、一部の研究者の間では「Kirikane」が浸透しつつある。
本研究ではさらに研究を深め、三次元画像解析やコンピュータグラフィックスによる再現技術などを駆使することで作品の情報を明解にし、図像からも比較解析することで、日本へのルートを見いだせた。そして、シルクロードという中国発信の交流路より、「ゴールドロード」というヨーロッパ発信の文化交流路が妥当という新たな研究の道筋を見い出すことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて日本の伝統技法である「截金」は、もともと黒海周やイタリアをはじめとするヨーロッパに広く伝播しており、日本に伝わる6世紀よりはるか前の紀元前であることが明らかとなってきた。更に海外においては失われたゴールドサンドイッチガラスの高度な截金技法への認識は皆無であり、装飾技法の視点からの研究は全く行われず、詳細が不明なまま放置されて いる状況であったため、「Kirikane」という言葉ともに海外へ伝わっていっていると考える。また、新たに見つけたポンペイ出土の事例ともに、截金でつなぐ「ゴールドロード」という新たな文化経路の創出へと繋がった。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Focusing on their Cut Gold Leaf Technique (Kirikane) and its combination with colour2018

    • 著者名/発表者名
      並木秀俊・藤井慈子
    • 学会等名
      ICOM GLASS
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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