研究課題/領域番号 |
18K00231
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
西島 治樹 富山大学, 学術研究部芸術文化学系, 教授 (50413191)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | メディアアート / 保存修復 / メディアート / 民具 / 賞味期限 / 期限付き保存 / 延命 / 保存 / 動態保存 / メディア芸術 / 保存・修復 / 保存と修復 |
研究成果の概要 |
メディアアートの保存修復は、歴史が浅いため、絵画や彫刻といった既存芸術が蓄積してきたような方法が不足している。特に、電子技術を駆使したメディアアート作品は、使用されている技術やその周辺の情報環境(外部サービス、API等)に依存している側面があり、保存・保守が困難であるという問題を抱えている。そうした制約の中で、作品をいかに持続させるかという議論は、昨今活発になってきているが、本研究では、電子技術や機械を構成要素とする以上、耐用年数や寿命からは逃れられないという前提に立ち、それをいかに延命させ、どのように終わらせるか、といういわば「期限付きの保存」について提案し、方法論として構築するものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メディアアートの保存修復は、既存の芸術領域に比べて歴史が浅く、方法論が確立されていない。本研究は、作品を永久に持続させることを前提とする従来の保存修復の考え方とは異なる、「期限付き保存」という新たな価値観を提案するものであり、メディアアートの保存修復論の新たな発展に寄与するものである。
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