研究課題/領域番号 |
18K00232
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
武末 裕子 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (10636145)
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研究分担者 |
大内 進 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, その他部局等, 特任研究員 (40321591)
古屋 祥子 山梨県立大学, 人間福祉学部, 准教授 (50557824)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 彫刻 / 触覚美術鑑賞 / 美術教育 / 鑑賞教育 / インクルーシブ / 視覚障害者の美術鑑賞 / アンテロス美術館 / オメロ美術館 / 触覚による美術鑑賞 / 地域連携 / 国際共同研究 / インクルーシブ教育 / 視覚障害 / 教材開発 / 日伊共同研究 / イタリア / 触覚 |
研究成果の概要 |
本研究は地域連携から世界水準の美術鑑賞ツール開発と触覚による鑑賞法の可能性を明らかにすることを目的とした。 アンテロス美術館と共同開発したツールは山梨県立美術館に常設設置して活用につとめ、ボランティア研修をし、普及に至った。またイタリア(アンテロス、オメロ、ヴァチカン美術館)、日本(兵庫県立美術館・国立民族学博物館・京都国立美術館)事例、活用法については報告書にまとめた。加えて鑑賞方法実践は、県立盲学校や国内外彫刻家、大学の協力で県立図書館(2018-22年)や台湾(2021-22年)で展覧会等を開催し、フィードバックと普及に努めた。感染症の中でも、理論と実践の往還となる研究成果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アンテロス美術館と共同開発したツールは世界的インクルーシブな取り組みであり、日本では初の公立館教材設置となった。開発後は山梨県立美術館主催のボランティア研修を実施し、研究期間内に常設設置にまで至ったことは大きな成果である。また、活用に至ったことで報告書にまとめたイタリア(アンテロス、オメロ、ヴァチカン美術館)、日本(兵庫県立美術館・国立民族学博物館・京都国立美術館)事例活用法も論理的裏付けとして学術的にも貴重な資料となった。 新型コロナ感染症の対策と並行し、アジア圏の台湾(2021-22年)研究発表により、実際に国内外の視覚障害者美術鑑賞実践へつなげた点は社会的に意義のある取り組みといえる。
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