研究課題/領域番号 |
18K00237
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
徳永 崇 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (90326497)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 柴田南雄 / シアター・ピース / 合唱 / 演出 / 日本の作曲家 / 現代音楽 |
研究成果の概要 |
わが国を代表する作曲家の一人である柴田南雄の重要な活動の中に、シアター・ピースと呼ばれる作品群がある。これらは、歌い手の自発的な所作を伴う優れた合唱作品であるが、演出の解釈が多様であり、近年は演奏の機会も減少傾向にある。そこで本研究では、いくつかの合唱団の協力の下、作品の実演を通して演出の実態を調査し、再演に活用できる記録を残すことを目的としている。その結果、単に演奏上の身振りや配置の工夫を行うだけではなく、衣装、照明、小道具、特別な楽器など、様々な準備の必要性が確認された。上記を小冊子にまとめ出版した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
柴田南雄のシアター・ピースは、日本の伝統芸能を新しい視点で捉えなおし、現代の音楽へと昇華した優れた合唱作品群である。また、合唱という一般市民が親しむ媒体を用いたことにより、広くその価値を共有できる可能性をもつ。しかし演出に係る解釈の多様性から、演奏には相当な準備と工夫が必要であり、困難と感じる歌い手も少なくない。本研究は演奏に必要な準備や演出の実態を参照可能な形で記録することにより、演奏の一つの可能性を提示することから、再演の一助になると考える。
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