研究課題/領域番号 |
18K00239
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
渡 孝則 佐賀大学, その他部局等, 理事 (10136541)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 結晶釉 / ウィレマイト / ディオプサイド / 蛍光 / 装飾 / 釉薬 / ディオプサイト / シード / 発光 / 蓄光 / 結晶成長 |
研究成果の概要 |
陶磁器の表面を覆うガラス内部に蛍光性のウィレマイト結晶またはディオプサイド結晶を生成させる新規装飾法を開発した。素地上に点在させた酸化亜鉛粒子を中心に針状または円状の結晶が成長することを見出し、これを磁器装飾に応用できることと考えられる。結晶の大きさは保持時間に比例し、結晶サイズも制御できた。酸化雰囲気下では、ウィレマイト結晶の場合、マンガン添加により緑色発光し、最適添加量は2-4mol%であった。ディオプサイド結晶では酸化ユウロピウム添加により赤色発光を示した。還元雰囲気では、ディオプサイド結晶は酸化ユウロピウム添加により青色発光を示し、結晶装飾に利用できることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)陶磁器の装飾法として釉ガラス中に発光性結晶を生成する方法を開発した。特に、シード材による生成位置の制御、加熱時間による大きさの制御、加熱温度による形状の制御を可能としたことは装飾の観点から優れたものと考えられる。 (2)陶磁器の利用が落ち込む中で、提案のものは“発光”を装飾に加えたことで若者の関心を呼び、需要の拡大につながると期待される。
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