研究課題/領域番号 |
18K00242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 立教大学 (2019-2021) 東京純心大学 (2018) |
研究代表者 |
鏑木 陽子 (米沢陽子) 立教大学, キリスト教学研究科, 特任教授 (10638357)
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研究分担者 |
大角 欣矢 東京藝術大学, 音楽学部, 教授 (90233113)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ザムエル・シャイト / ドイツ・ルター派 / 複合唱作品 / インタヴォリールング / 教会音楽 / ドレスラー / 初期バロック / 複合唱音楽 / 筆写譜 / 校訂譜 / 実演 / 声楽作品 / 演奏実践 |
研究成果の概要 |
本研究ではドイツバロック初期の鍵盤作品の大家と評される作曲家ザムエル・シャイト(1587-1654)の初期声楽作品を研究対象とし、作曲家としての再評価を行なうため、以下の各項目を実施した。(1)『カンツィオネス・サクレ』(1620年)のうち14曲について、①校訂譜作成、②歌詞対訳作成、③楽曲分析、④演奏実践、(2)『コンチェルトゥス・サクリ』(1622年)のうち2曲について、①歌詞対訳作成、②楽曲分析、③演奏実践、(3)シャイトより一世代前の作曲家ガルス・ドレスラー(1533-1580)とシャイトの様式比較研究。(1)の②③④、(2)の①~③、(3)は動画を公開している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で取り上げたシャイトの初期声楽作品『カンツィオネス・サクレ』と『コンチェルトゥス・サクリ』は、これまで演奏機会が非常に稀であり、研究もなされてこなかった。専ら「鍵盤音楽の作曲家」として捉えられてきたシャイトが、声楽作品の分野でも優れた作品を残していることを楽曲分析、演奏実践の双方から実証できた。研究成果をレクチャーコンサートの動画配信という形で発信し、国内のみならずドイツをはじめ海外からもシャイトの音楽が評価された意義は大きい。国内でもシャイトに関心を持ち、演奏レパートリーに加えようとする動きが合唱関係者に見られることも本研究の目的の一端が達成できたと考える。
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