研究課題/領域番号 |
18K00244
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
村上 泰介 愛知淑徳大学, 創造表現学部, 教授 (40410857)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ニューロダイバーシティ / 自閉症スペクトラム / ウェアラブル / メディアアート / 模倣と創造 / 発達障がい / 感覚統合 / 特別支援学校 / 特別支援 / 遊び / メディアアート脱構築 / 感覚再統合 / スペクトラム再考 / 感覚人類学 |
研究成果の概要 |
ニューロダイバーシティ(脳・神経の多様性)の概念を手がかりに、児童福祉施設や特別支援学校で調査を進め、研究協力者と共同で大型児童館で展覧会を研究期間中に3回開催した。展覧会は、2018年度、2019年度と順調に開催が進められたが、新型コロナ感染症の影響により、2020年度は開催ができなかった。体制を変更し2021年度には展覧会を開催することができた。展覧会では親子向けのワークショップや、「子ども研究員」と呼称する作品の体験会が開催され、来場者に広く作品を通してニューロダイバーシティの考え方を伝えることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ニューロダイバーシティ(脳・神経の多様性)とは、自閉症者グループによる社会運動から始まった考え方で、多様な障害や症候群として診断される人たちは脳の状態が異なるのであり、それは健常を含む多様な脳の存在の本質であるため、この人たちを健常中心の社会に適合するよう操作したり強要したりするべきでなく、むしろ人間の多様な可能性として捉えるべき、という考え方である。この考え方をもとに、ニューロダイバーシティの多様な感覚経験を疑似体験できる作品を制作し、展覧会として広く一般に公開した。
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