研究課題/領域番号 |
18K00246
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
長内 優美子 立命館大学, 言語教育推進機構, 非常勤講師 (80645036)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 中国 / 改革開放政策 / オーケストラ / ピアニスト / 職業音楽家 / 中国音楽 / 音楽教育 / 中国の楽器市場 / 改革開放 / 中央楽団 / 国家交響楽団 / 中国国家交響楽団 / マネジメント / 音楽 / 1980年代 |
研究成果の概要 |
2018年度は北京で対面聞き取りを実施した。2019年度は立命館大学経済学セミナーで研究発表を行い、論文を公開した。2020年度から2022年度までは新型コロナ対策の出入国制限のため代替的にオンラインインタビューを行い、また下記の研究に取り組んだ。1、中国オーケストラの経営実態について研究会で検討した。2、中国への中古楽器輸出について日本の企業にヒアリングを行った。3、コロナ期間のオーケストラの活動について中国の動画サイトの反応コメントを調査した。4、楽器店のSNSレッスンについて調査した。5、作曲家王シンの資料を収集し伝記作成を準備した。6、在日中国人演奏家に対面インタビューを実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国の管弦楽団やそれに所属する職業演奏家は、1960年代音楽活動が制限された困難な時期から改革開放政策を経過しわずか数十年で今日のような活況を呈するまでに発展した。本研究は主には、この急速な回復と成長の経緯を解明するためにインタビューを通じて著書や公的記録に残されていないナラティブを採集するものであるが、この成果は文化史研究や非営利組織マネジメント研究などにおいてより大きな枠組みで実証的研究をまとめる際に参照され得るであろう。コロナ下での楽団経営の調査は当初の目的に含まれていなかったが、中国の音楽産業が新状況に即応する態勢を観察し、当初目的を補完する意義があったと言えるだろう。
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