研究課題/領域番号 |
18K00250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
福島 真人 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 教授 (10202285)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インフラストラクチャ / 審美性 / 美学 / 科学技術社会学 / STS / 景観 / 美術史 / テクノロジー研究 / 科学社会学 / 市場 / 絵画史 / 都市計画 / アート / パリンプセスト / デューイ美学 / 公衆 / 視覚芸術 |
研究成果の概要 |
本研究は、現在活発に研究が進んでいるインフラストラクチャの社会学的な動態研究に欠落しているその審美的な側面のダイナミズムを科学技術社会学(STS)的視点からアプローチしたものである。インフラの不可視性(invisibility)は、通常それが安定運行することによる社会の無関心という意味で使われるが、目に見えるインフラは、景観という文脈で空間内での審美性という別の問題があり、それはその機能とは別のダイナミズムをもたらす面がある。こうした側面は従来のSTS研究では大きくかけていたポイントであり、STSと景観論、更に視覚芸術研究の間にある、未開拓の領域に大きく踏み込んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インフラの機能面への研究に比べ、その審美的側面(景観の一部を構成するという意味)に関する研究は乏しく、従来インフラ研究者と都市景観研究者ば連携が不足していた。本研究は、こうしたインフラ景観の社会学的、審美的側面の複雑さを、それが住民によって意識される多様な文脈を中心に詳細な理論的、実践的分析を行っており、こうした側面が景観研究のみならず、それに関連したアート等でも重要になってくると思われる。
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