研究課題/領域番号 |
18K00259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
白井 智子 神戸大学, 国際文化学研究科, 協力研究員 (30341001)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | お雇い外国人 / お雇いフランス人 / 日仏交流 / 技術移転 / 明治 / 日本の近代化 / フランス人技師 / 生野銀山 / 日仏交流史 / 明治維新 / 科学技術史 |
研究成果の概要 |
明治新政府は、日本の近代化のために生野鉱山を日本初の政府直轄運営鉱山とし、そこにフランス人鉱山技師を始めとする計24名の「お雇いフランス人」を雇用した。彼らについて日仏両国において調査・研究を行った結果、関連する資料・文献や情報を多数発掘することができた。入手した資料を精査・整理・検証することにより、「生野鉱山お雇いフランス人らの詳細な経歴と活動」や「彼らの日本への西洋技術や学問・文化の導入と日本に残した業績」の他、「フランス人らが見た明治初期の日本、および当時の日本人や他機関のお雇いフランス人との交流」、「彼らがフランスに与えた影響」について考察・解明することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
既存研究では試みられなかった日仏両国での一次資料の発掘と得た新資料の精査により、先行研究では解明されなかったお雇いフランス人らの詳細な経歴・活動・功績、日本に関する研究、フランスの各種学界に与えた影響を解明することができた。 本研究成果は、日仏交流史やお雇い外国人研究の他、科学史や医学史、植物学史などの様々な学術研究分野における、新たな情報やページの追加と従来説の修正を可能とするものであり、基礎資料・参考資料としても役立つものである。 さらに、地域の郷土史研究の推進や兵庫県が取り組む生野銀山関連の歴史遺産を活かした地域振興事業にも活用でき、学術面のみならず社会にも貢献できるものである。
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