研究課題/領域番号 |
18K00260
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
|
研究機関 | 東京大学 (2020-2022) 広島大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
三村 太郎 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (50782132)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | イブン・ハイサム / プトレマイオス / ハイアの学 / イスラーム天文学史 / イ ブ ン ・ ハ イ サ ム / プ ト レ マ イ オ ス / ハ イ ア の 学 / イ ス ラ ー ム 天文学史 |
研究成果の概要 |
イブン・ハイサム『アルマゲスト』注釈のアラビア語本文の校訂を完成させた。さらに、注釈書でのプトレマイオス観とそれ以外の著作でのプトレマイオス観とを比較することで、彼のプトレマイオス観の変遷をたどることで、彼自身、さまざまな関連するアラビア語作品を駆使しながら、『アルマゲスト』を読み解き、その内容の読解を加えていったことが分かった。その読解過程で、彼は、イスラーム文化圏での天文学における成果を身につけたのだった。その結果、彼は、初期の頃と比べて、注釈作業を経て『アルマゲスト』読解が飛躍的に深まり、最終的に『アルマゲスト』の惑星理論のさらなる合理化を目指すようになったことが分かった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、重要性は以前から認識されていながら、写本資料のまま残されており、いまだ誰も着手してこなかったイブン・ハイサムによる『アルマゲスト』注釈を手掛け、その全貌を明らかにできたことは、世界的に見ても重要な成果だと思われる。
|