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近代産業遺産の発掘と活用方法に関する研究~西陣製織技術の移入・変容・発展~

研究課題

研究課題/領域番号 18K00263
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
研究機関京都市立芸術大学

研究代表者

藤野 靖子  京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 教授 (50363966)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワード西陣織 / 近代産業遺産 / Jacquard / 織物技術 / 織物組織構造 / 織物産業 / Jacqurd / 産業遺産 / 西陣 / 織物
研究成果の概要

近代西陣織に関する、近代産業遺産である機械や裂を発掘調査し、その移入によってもたらされた技術の変容を探った。移入された機械を用いて実際に製織し、西陣固有の織物を獲得する過程を、製織システムの変遷から明らかにする実験をおこなった。さらに、産業遺産の新たな活用法を模索し、その可能性を提示した。
また、裂を産業遺産と捉え、西陣固有の織物を特定し、具体的な製織実験を通して、そのシステムや仕掛けを解読した。移入元であるフランスと比較し、その類似性を確認した。裂を写真や3d画像を用いて解析、分類し、これからのプロダクトに有効で実用可能なデータベース作成の手がかりを獲得した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

伝統的な技術の変遷の過程を具体的に明らかにするような研究はまれである。また、衰退する伝統産業の中で、急速に風化していく情報を収集保存するためにも、このような研究は急務であるといえる。本研究の成果からわかるように、現存する有形無形の近代産業遺産は、技術の発展や変遷の過程を明らかにするために有効である。それらの活用に関しては、観光だけでなく、新たな可能性を持っていることも実証することができた。また、産業遺産が新たなプロダクトにとって有効であるための具体的な知見も得られた。この成果をもとにして今後さらに研究を重ね、織物技術や伝統産業の発展に寄与できると確信する。

報告書

(5件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-01-30  

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