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主要流派の比較検討を通じた日本伝統鍼灸の特徴の調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K00268
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
研究機関鈴鹿医療科学大学 (2020-2022)
明治国際医療大学 (2018-2019)

研究代表者

斉藤 宗則  鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (90399080)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2022年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード鍼灸 / 流派 / 用語 / 標準 / 特徴
研究実績の概要

2019年5月に、世界保健機関(WHO)の総会で国際疾病分類第11版(ICD-11)が採択された。初めて伝統医学の疾病分類が採用され、伝統医学病名の標準化がされたことを意味し、2022年1月に発効となり、伝統医学の医療情報の収集と活用に対する期待と関心が高まっている。また、国際標準化機構(ISO)のTC249(伝統中国医学)と TC215(医療情報)という2つの専門委員会で、用語の標準策定が進められている。中国の規格案は、用語集策定の規格への対応が不十分、各国の多様性への配慮が不足等の理由から、進んでいないものが多い。
本研究は、ISO標準の方法に基づいて、日本鍼灸の基幹である用語を策定することで、日本鍼灸の特徴を明らかにしつつ、世界の標準化の流れに対応するものである。日本伝統鍼灸学会の協力を得て収集した研究資料(教科書、各流派の教材等)を分析した結果、ほとんどの流派において鍼灸の学校教育で用いられている教科書の内容を中心としていることが明らかになった。このため、先に教科書(東洋医学概論、新版東洋医学概論)を中心とした用語を検討し、さらに最近20年の全日本鍼灸学会誌の論文を調査して必要な用語の候補を追加した。用語の検討はISO用語集作成の標準規格の手法に基づき、基本用語の選定、及び概念、定義を検討した。基礎理論の領域で候補となる用語を500語にしぼった。思考様式と蔵象の範囲の用語160語について、用語ツリー、名称、定義案を作成した。提議案は各用語のツリー内の位置を考慮しながら概念の特徴をふまえたミニマムなものとし、下位の概念は上位概念との種差を示した。これらは、鍼灸教育等で共通の用語・概念であり、日本伝統鍼灸の各流派の用語はこれらとの差異を明らかにすることで、多様性を包含しつつ、相互理解を促進し、鍼灸臨床のベースとなる基礎用語の認識の特徴を明確にできる可能性につながる。

報告書

(5件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 日本伝統鍼灸に関する「気」概念の定義・モデル作成の試み-『新版東洋医学概論』気概念への適用の検討2019

    • 著者名/発表者名
      斉藤宗則、和辻 直、篠原昭二
    • 学会等名
      第68回(公社)全日本鍼灸学会学術集会 愛知大会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 日本伝統鍼灸用語編纂委員会報告2018

    • 著者名/発表者名
      斉藤宗則
    • 学会等名
      第46回日本伝統鍼灸学会・学術大会(大阪大会)
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2023-12-25  

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