研究課題/領域番号 |
18K00288
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
遠藤 耕太郎 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (50514113)
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研究分担者 |
富田 美智江 流通経済大学, 法学部, 准教授 (40615952)
岡部 隆志 共立女子短期大学, その他部局等, 教授 (50279733)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 喪葬儀礼 / 殯 / 中国少数民族 / 挽歌 / リス族 / 摩梭人 / 指路経 / モソ人 / 万葉挽歌 / 葬歌 |
研究成果の概要 |
日本古代の葬歌や挽歌は、『魏志倭人伝』に記録された喪葬儀礼の「哭泣」、「歌舞」の中から直接誕生するのではない。そうではなくて、古代中国の喪葬儀礼が周縁地域に波及し、それぞれの地域状況の中で葬送儀礼が形作られるなかに誕生した、言語表現の一つの様式である。本研究はことを、東アジア地域の喪葬儀礼の具体的な調査を踏まえて明らかにしようとした。 その結果、古代中国の『儀礼』に記された諸儀礼が、中国西南部に暮らすモソ人やイ族、リス族をはじめとするいくつもの少数民族の喪葬儀礼に見られることが明らかになった。また、これにかかわる喪葬歌が、それぞれの地域の歌文化のなかに展開している様子も具体的に明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
魏志倭人伝に記されるような古代日本の喪葬儀礼は、日本という地域の中で誕生したのではなく、中国の影響をその周縁に暮らす諸民族が強く受け、それぞれの地域の文化のなかで変容させていったものである。本研究はこういう様相を、日本地域だけではなく、中国西南部に暮らす少数民族の喪葬儀礼の中に捉えようとしたものである。
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