研究課題/領域番号 |
18K00298
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
|
研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
徳竹 由明 中京大学, 文学部, 教授 (30387609)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 対馬 / 対外戦争言説 / 蒙古襲来 / 康応元年度高麗襲来 / 対馬の神社 / 対馬藩 / 対外戦争叙述 / 高麗襲来 / 対外戦争 / 日本文学 |
研究成果の概要 |
長崎県の離島・対馬で編まれた文献が伝える「蒙古襲来」・「康応元年度の高麗襲来」等の対外戦争言説について、研究を行った。その結果として、基本的には近世期に対馬藩内で、『元史』・『東国通鑑』・『和漢合運』といった藩の文庫内に存したであろう島外の文献を基に対外戦争の大枠を叙述し、細部を島内の伝承のようなものを用いて肉付けしていったものであることを明らかにしたつもりである。 また対馬島内の対外戦争に関わる縁起説を持つ神社について、その縁起説を改めて精査するとともに、精力的に実地踏査を行った。その実地踏査の記録も公開を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
基本的には対馬に於ける対外戦争言説がどのように生み出されどのように発展・美化されてきたのかを扱った研究ではあるが、現代においても世界中のどこかで絶え間なく戦争行為が行われている現状を鑑みるに、この問題は地域や時代を超えて考察してみるべきものであろうと思われる。本研究はそうした考察が行われる際に、大いに参考になるものと思われる。 また科研費給費期間中に、対外戦争に纏わる縁起説を有する対馬の神社の踏査を実施し、現況を調査し写真撮影も実施した。その成果を後述の文章2本に纏めたが、これらの記録は、後年2020年前後の対馬の神社の様子を知る貴重な資料となるはずである。
|