研究課題/領域番号 |
18K00304
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 大阪大谷大学 |
研究代表者 |
竹本 晃 大阪大谷大学, 文学部, 准教授 (60647832)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 万葉 / 木簡 / 出土文字資料 / 都城 / 歌人 / 斎宮 / 交通 / 片仮名 / 高橋虫麻呂 / 墨書土器 / 古代史 / 考古学 |
研究成果の概要 |
本研究は、万葉研究における上代文学・古代史学・考古学の学際的共有化を目指して、共通の土台作りのための方法論の構築を目指したものである。研究材料としては、『万葉集』の巻第3・4を対象とし(巻第1・2の補遺も)、『万葉集』の歌一首ごとにおける参照文献(主に発掘調査報告書)と歌に関連する木簡の情報を組み込み、かつ発掘調査報告書をどのように解釈すればよいかという考察過程を盛り込んだ解説を付し、成果報告書1冊を刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『万葉集』の学際的研究を目指す本課題は、他分野の考察過程がわからずに無批判で引用してしまいかねない現在の研究状況を克服するために、個人の解釈を取り除いた客観的な情報(ここでは発掘調査報告書)をまずは共有し、そのうえで分野の異なる研究者同士が議論できるような学術的環境を作ることを目指して進めてきた。 またこのことは、一般の人々にも当てはまる。万葉歌一首ごとに文献目録を配しているため、知りたい箇所のみを見ることができ、そこには平易な解説を付しているので、一般の人々でも容易に使うことができる。誰でも手に取ることができるよう各都道府県立図書館に成果報告書を配布した。
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