研究課題/領域番号 |
18K00311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
清登 典子 筑波大学, 人文社会系(名誉教授), 名誉教授 (60177954)
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研究分担者 |
深沢 了子 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (30350581)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 与謝蕪村 / 俳諧 / 蕪村自筆句帳 / 夜半亭蕪村句集 / 夜半亭蕪村句集発句データ / 蕪村自筆句帳欠落箇所復元 / 蕪村句集類との対応関係 / データベース / 句頭書き込み / 句頭の印 / 新出『夜半亭蕪村句集』 / 江戸中期俳諧 |
研究成果の概要 |
本研究では平成27(2015)年に原本が出現した、与謝蕪村の新出句集『夜半亭蕪村句集』収載句全1902句の1句ごとについての情報を集積したデータベースを作成し、科研成果となる論文とともにホームページ上で広く公開するとともに初句索引を付した研究成果報告書を作成して刊行した(非売品)。 また、上記の作業を通じて『夜半亭蕪村句集』が自選句集『蕪村自筆句帳』の選句元句集であることを具体的に明らかにし、そこから『蕪村自筆句帳』に存在する欠落箇所について、『夜半亭蕪村句集』の配列に基づいて復元の可能性を探り、全体で25箇所の欠落箇所のうち19箇所について復元案を提示することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
与謝蕪村の新出句集『夜半亭蕪村句集』収載の1902句の1句1句について、蕪村の句会記録および他の蕪村関係句集類との対応関係などについての詳しい情報を集積したデータベースを構築し、新出句集の全体像を提示するとともに新出句集が蕪村晩年の自選句集『蕪村自筆句帳』の選句元となった句集であることを具体的に明らかにすることができた。さらに、作成したデータベースをホームページ上および印刷物として公開することで蕪村俳諧研究の今後の進展に寄与することを可能とした。
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