研究課題/領域番号 |
18K00312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
BJOERK TOVE 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 教授 (90747974)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 歌舞伎 / 芝居茶屋 / 環境論 / 観客論 / 商業圏 / 公共圏 / 日記研究 / 芸態論 / 水茶屋 / お狂言師 / 大名屋敷 / 歌舞伎劇場 / 二代目市川團十郎 / 柳沢信鴻 / 営業 / 人形浄瑠璃 / スキャンダル / 出演料 / 近世期 / 飲食 / 宣伝 / 観客 / 江戸 / 茶屋 / 近世 |
研究成果の概要 |
本研究は、歌舞伎役者や歌舞伎の常連客の日記を通して、近世期の芝居茶屋が歌舞伎劇場の運営や歌舞伎役者とパトロンとなる客の関係が成立するために不可欠存在だったことを具体的に検証し、芝居茶屋の営業戦略の実態や、特に芝居茶屋の女性のその中の役割を示した。これは、今までの歌舞伎研究であった男性中心の考え方に歌舞伎劇場をまつわる商業圏の働き方を理解するための新たな視点を与えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近世期の芝居茶屋に焦点を当たることによって、歌舞伎にまつわる商業圏が当時の社会の社会階級を超える機能を持っていたことを示すことで、近世期における誰でも自由に参加できる文化的空間、いわゆる公共圏が成立した可能性を指摘した。これは近世期の歌舞伎の社会的な重要さを示すだけではなく、現在、芸能の社会的重要さを考えさせる材料としても役に立つだろう。
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