研究課題/領域番号 |
18K00350
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
上田 望 金沢大学, GS教育系, 教授 (90293331)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 中国伝統演劇 / 講唱文学 / データベース / 中国文学 / 講唱文芸 / 俗文学 / 演劇 / 芸能 / 中国 / 地方劇 / 講唱芸能 |
研究成果の概要 |
研究課題「中国演劇・講唱文学資料総合データベースの構築と新しい中国芸能史研究の試み」は、中国の演劇、 講唱文学に関する映像・写真・音楽・脚本のテキストデータという4種類の情報を統合するデータベースのプラットフォームを設計し、中国や日本国内で調査・ 資料収集を進めてデータを拡充しデータベースとして公開することを主たる目的としている。 2018年度からの4年間でコロナ禍の影響により初年度しか中国での調査を実施できなかったが、金沢大学および研究代表者が所蔵する各ジャンルの中国演劇・講唱文学の資料を整理し、金沢大学中国俗文学資料総合データベースを当初の計画通り一般公開することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的独自性は、日本が結節点となって断片化していた研究資料をひとつに集積・統合し、それを金沢大学からデータベースとして公開することで資料のアクセシビリティを確保し、誰でも電子資料を使えば演劇、講唱文学の研究が可能になる環境を作り出すという点に大きな学術的意義があると考える。また本研究によって先行研究の理論やモデルを再検証し、中国芸能史の空白を埋める創造的な研究になる可能性がある。さらに隣接する中国古典小説研究はもちろんのこと、地域社会や言語と結びつきが強い演劇、講唱文学の研究は歴史学、人類学、言語学などへの波及効果も期待できる。
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