研究課題/領域番号 |
18K00352
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
井上 進 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (40168448)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 明版書誌 / 明代出版史 / 目録学 / 書誌学 / 明版 / 出版史 / 明代文化史 / 校勘学 |
研究成果の概要 |
本研究の開始以前、すでに蓄積されていた明版書誌は3000点以上にのぼり、そのうちの比較的重要な書誌1300点については、基本的な整理をすでに終えていたのであるが、本研究ではこの既整理分に改めて検討、訂補を加えると同時に、調査によって新たに90点の書誌を収集し、また約180点の書誌を整理することで、すべて1500点近くの目録化を達成した。ただし最終年度の研究は、新型コロナ感染症の世界的大流行に伴い停滞を余儀なくされ、このため目録の公刊につき出版社と具体的な交渉を行なうことはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
歴史研究にとって不可欠の基礎は言うまでもなく史料であり、明代出版史ないし出版文化史研究の場合、その史料的基礎の最重要部分は具体的な明版書誌となるが、これまでの研究では、この具体的書誌の集積が極めて不十分であった。これは基本的かつ致命的な問題というべきで、その全面的解決には学界全体の長期にわたる努力が必要となろうが、本研究はその中で先駆的な役割を果たそうとしたものであり、明版書誌の具体的な解明に向けて確かな一歩を記した。
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