研究課題/領域番号 |
18K00355
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
秋吉 收 九州大学, 言語文化研究院, 教授 (90275438)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 中国近代文学 / 日中比較文学 / 魯迅 / 近代文学雑誌 / メディア / 日本近代文学 / 周作人 / 『文学週刊』 / 『新青年』 / 台湾文学 / 近代文学雑誌・メディア / 翻訳 |
研究成果の概要 |
研究期間中に、論文を15篇、招待講演を含む研究発表を14回、共著を3冊発表した。研究期間の大半がコロナ禍の下、国外は言うに及ばず国内においても図書館を始めとする研究機関が閲覧の機会を大きく縮小する中で、中国と日本の接点たる翻訳・メディアの徹底的調査を旨とする本研究は最初から大きな負の条件を課せられた。だがやや緩和された特に最後の2年間は、可能な限り現地に赴いて原資料を収集して成果を報告することに努めた。研究発表面でも、オンライン学会に積極的に参加することで、国際交流は平時をしのぐ成果を挙げることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者のこれまでの主たる研究対象である魯迅、中国近代文学を、翻訳・雑誌メディアという従来あまり重視されていなかった領域から原資料を駆使して徹底的に再調査するという研究方法は、結果として小さくない成功を収めた。研究期間中に執筆した研究成果は、「研究発表一覧」にも示されるように多岐にわたるが、特に魯迅周作人文学の土台としての雑誌メディアにおける新発見や、中国の近代文学が意外な面で想像されるよりもより深い交流を有していた事実の発掘などは、本国中国の研究者からも驚きを持って迎えられ、3冊の価値ある研究書に拙文が収録されるなど、確実に高い評価を得ることができた。
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