研究課題/領域番号 |
18K00372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
今村 隆男 和歌山大学, 教育学部, 教授 (90193680)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | イギリス文化 / 装飾農園 / 農業コミュニティ / イギリスらしさ / 田園風景 / ピクチャレスク / 農業革命 / 風景庭園 / 農業史 / 18世紀 / 模範農場 / イギリス庭園史 / イギリス農業史 / ナポレオン戦争 / 産業革命 / イギリス庭園 / 理想郷 / 農業 / J. C. Loudon / イギリス / 庭園 / 近代農業 / ユートピア / 装飾 / 農園 / 農業改革 / グランド・ツアー / 庭園論 / イギリス近代 |
研究成果の概要 |
本研究では、イギリスの庭園および農業史に関わる一つの具体的事例として「装飾農園」を取り上げて文献資料を中心に考察した。その結果、この農園の一形態は「有用性」と「美」の両立を追求する場として18世紀に創造されたこと、農業・産業革命の後の近代化の中でその両立は不可能になって、より「有用性」を尊重するが美的要素を残す「模範農園」などの形態に変貌していったこと、一方でnational identityとしての理想の田園風景のイメージの形成に貢献したこと、などを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで装飾農園は、イギリスの庭園の典型例とされる風景式庭園の周縁的な一形態とみなされ、国内・国外ともに研究が殆ど行われてこなかった研究対象である。本研究は、この装飾農園の誕生・発展・継承の過程を農業革命を中心にした時代背景の変化をもとに分析した上でその意義を整理することで、文化論(表象や文学など)や農業史といった研究領域を融合する学際的な成果を上げることができた。
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