研究課題/領域番号 |
18K00374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
小野 章 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (20283228)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 英語教育 / 英語文学 / 原文 / リトールド版 / 解釈 / 英語教材 / 英語学習法 / 英語詩 / 和訳 / 文学作品のリトールド版分析 / 文学作品の原文分析 / 学習指導要領に則った物語文読解 / 気づき / 翻訳 / 英語教育内容学 / 教材 / 学習法 |
研究成果の概要 |
日本の中学校・高等学校における英語教育では,文学が扱われるケースが減少しつつある。反面,文学を扱いたいという現場の声も聞かれる。また,文学を教えたくともその扱い方がわからないといった声も聞かれる。このような声に応えるために本研究では次の研究目的を設定した。 研究目的:英語文学作品のリトールド版とその原文とを組み合わせた教材及び学習法の開発 この研究目的に対する研究成果として,5つの文学作品を対象に学術論文を5本書き(1作品につき1本ずつ),関連文献の書評を1本書き,口頭発表を1件を行った。「文学を扱いたいが,扱い方がわからない」といった英語教育の現場の声に一定程度応えることができたと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:日本の英語教育に文学が使われてこなかった背景に,日本では文学が第二言語習得論の観点からあまり研究されてこなかったことが挙げられる。この点を踏まえ,本研究では第二言語習得論のFocus on Formを理論的な礎とし,「意味理解」と「言語形式への気づき」の両方が担保される教材や学習法を開発した。 社会的意義:本研究で開発された教材や学習法は,平易な英語を用いたリトールド版の補助を受けながら文学の原文を理解するものであり,また,文学の醍醐味ともいえる解釈を活性化するものでもあるため,「英語学習に文学を使いたいが,使い方がわからない」といった教育現場の声に応えるものとなっている。
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