研究課題/領域番号 |
18K00391
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 学習院女子大学 |
研究代表者 |
内野 儀 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (40168711)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 現代アメリカ演劇 / ヨーロッパ演劇 / パフォーマンス研究 / 演劇研究 / ニュー・ドラマトゥルギー / パフォーマンス文化の織り合い / 演劇史 / 演劇理論 / パフォーマンス諸文化の織り合い / ヨーロッパ現劇 / ニュードラマトゥルギー / アメリカ演劇 / 演劇学 / 現代演劇 |
研究成果の概要 |
本研究は、「ニュー・ドラマトゥルギー」という新しい方法的概念を通じて、アメリカ合衆国発のパフォーマンス研究と大陸ヨーロッパ発の演劇学/演劇研究という相互排除的な学問分野を横断することの学術的意義を問うものだった。いわゆるコロナ禍という歴史的な事態を受け、演劇研究を根本的に考え直す必要が生じた。本研究の目的を放棄したわけではなく、より多方面から課題が押しよせてきたのである。そのため、日本語圏の現代演劇の原理的問題について、なかでも、演劇の「公共性」についても理論的に考えなければならず、本研究で得られた新しい「ドラマトゥルギー」をめぐる知見を生かした学術的・一般的論考を発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、当初掲げた研究目的からの必然的な展開として、コロナ禍以降の社会情勢の歴史的な変化を受け、現代日本演劇における公共性の問題を研究するという場面へとつながっていった。日本国内の各地で公共劇場が稼働してある一定の時間がたつ現在、演劇の作り方とかかわるドラマトゥルギー(演劇の構造を幅広く示すための語)の新しい段階(「ニュー・ドラマトゥルギー」と専門用語では呼ばれる)の諸課題を考えつつも、現代演劇がかかえる原理的問題を日本語圏演劇を事例する研究成果として発表できたので、それ相応の社会的な意義があったと自負している。
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