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Junius 11古英詩創世記の韻律と挿絵-西サクソン版及び西フランク版の再構成

研究課題

研究課題/領域番号 18K00398
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02030:英文学および英語圏文学関連
研究機関関西外国語大学

研究代表者

鈴木 誠一  関西外国語大学, 国際文化研究所, 研究員 (90148239)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
キーワードMS Junius 11 / Old English Genesis / Old Saxon Genesis / Touronian Bibles / Cotton Genesis / Junius 11 / illustrated manuscript / meter / School of Tours / Old Germanic meter / Vivian Bible / San Paolo Bible / picture / Genesis A / Genesis B / Grandval Bible / Bamberg Bible / book illumination / pictures
研究成果の概要

Junius 11 写本所収の古英詩『創世記』における聴覚表象と視覚表象に関するこの統合的研究は、韻文としてのアイデンティティを規定する韻律と装飾写本としてのアイデンティティを決定づけている挿絵構成の有機的連関を明らかにした。共時的観点から聴覚表象体系と視覚表象体系それぞれの自立構成原理を実証した後、作詩並びに作画を規定する制作指針・規範に内在することが判明した諸特性を通時的視点から合理的・原理的に説明するためには、現存する1から966詩行までの基層として装飾古サクソン語詩『創世記』の一部をなすアダムとイブ断章が850年ごろトゥールで制作されていたと想定しなければならないことを論証した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

オックスフォード大学ボードリアン図書館所蔵Junius 11 写本所収の古英語詩『創世記』は系譜の異なる古英詩創世記A並びに Bが一体となった特異な作品であるが、それに加えて、多くの挿絵が施されている点でも古英詩には他に例を見ない。そこで本研究では、このユニークな作品の韻文としてのアイデンティティを構成する韻律と装飾写本としてのアイデンティティを決定づけている挿絵を共時的・通時的観点から統合的に考察した。到達した結論・仮説として、Junius 11写本成立(1000年頃)の基層として古サクソン語で書かれた挿絵付き創世記の断章が9世紀半ばにトゥールで制作されていた蓋然性が高いことが判明した。

報告書

(7件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 図書 (2件)

  • [図書] The Miniatures and Meters of the Old English Genesis, MS Junius 112023

    • 著者名/発表者名
      Seiichi Suzuki
    • 総ページ数
      761
    • 出版者
      De Gruyter
    • ISBN
      9783110786880
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] The miniatures and meters of the Old English Genesis, MS Junius 11. 2 vols.2023

    • 著者名/発表者名
      Suzuki, Seiichi
    • 総ページ数
      761
    • 出版者
      De Gruyter
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2025-01-30  

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