研究課題/領域番号 |
18K00411
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 学習院女子大学 (2020-2023) 山梨大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
澤田 知香子 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (00456493)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ミュリエル・スパーク / ジェンダーとアイデンティティ / 英語圏の現代小説 / バイオレンスと(流)血 / home / (女性の)アイデンティティ / ジェンダー / 身体 / (流)血とバイオレンス / ポストモダニズム / 声と語り / 老い / ミュリエル・スパーク研究 / 女性作家 / 現代カナダ小説 / 女性とバイオレンス / 女性と身体 / 現代女性作家 / スコットランド現代小説 / カナダ現代小説 / 身体と バイオレンス / スーパーナチュラル / 土地 / 身体とバイオレンス / 土地(Home, Community) / 女性の自己構築 / バイオレンス・(流)血 / 現代女性小説 / スコットランドの現代作家 |
研究成果の概要 |
主目的であるミュリエル・スパーク研究において、現代イギリス作家を取り上げる学術書シリーズ刊行企画のスパークの巻執筆の依頼を受け、執筆に着手した。日本人研究者としてグローバルな視点で研究を発展させるという研究計画に沿って、「バイオレンス」や「(流)血」をキーワードに女性の自己構築というテーマを中心にスコットランドやカナダの文学研究を進め、日本人作家への取材も行った。研究期間内の成果として、英語および日本語で口頭発表3件を行い、論文2編を発表したほか、スコットランド人作家ケヴィン・マクニール氏や芥川賞受賞作家の藤野可織氏を招いた講演などを企画・実施し、研究成果を教育の場に結びつける活動を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
20世紀を代表する英国作家の一人ミュリエル・スパークは英国の国民的人気作家イアン・ランキンやアリ・スミスら現在活躍中の作家たちに影響を与えたことがよく知られている。日本においても〈イギリスの現代作家シリーズ〉出版企画にリストアップされる重要作家であり、日本人研究者としてのグローバルな視座からの多角的研究は英文学研究への貢献における意義がある。また、本研究はアイデンティティやジェンダーに関わる今日的テーマを「バイオレンスと(流)血」など独自のキーワードで追求し、その成果を、現役作家たちを招くなどした教育の場での議論や考察につなげている点でも有意義なものである。
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