研究課題/領域番号 |
18K00420
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
中地 幸 都留文科大学, 文学部, 教授 (50247087)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | Japonisme / Modernism / Yone Noguchi / Ukiyoe / Primitivism / ジャポニスム / 野口米次郎 / モダニズム / 浮世絵 / 浮世絵詩 / プリミティヴィズム / 浮世絵論 / 英語俳句 / 日本美術 / 展覧会 / 詩 / オリエンタリズム / モダニスム |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、19世紀後半から広く欧米に広まったジャポニスムと20世紀初頭の世界で大きな波となっていくモダニズムの関係を当時開催された展覧会とマイノリティ作家たちの作品を紐解くことで再定義しようとするものである。調査はプリミティヴィズム、シノワズリー美術、アフリカ・オセアニア美術等も含めて広く行ったが、焦点となったのは、野口米次郎を中心とする芸術家ネットワークだった。その関連で、海外における浮世絵の流通や日英博覧会における光琳美術のインパクト、日本の元禄ブーム、シカゴ美術館でのフランク・ロイド・ライトによる浮世絵展、ジョン・グールド・フレッチャーやエイミ―・ローウェルの詩についても検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「オリエンタリズム」―すなわち西欧の東洋への眼差しのポリティックス―の視点を基軸としたポストコロニアルな文学・芸術論は西洋と東洋の不均衡な関係を明らかにしたが、欧米社会で抑圧されてきたアジア系あるいはアフリカ系などのエスニック・マイノリティの作家や芸術家たちが、いかにオリエンタリズムの機構を利用しながら活躍していたかについてはあまり目配りをしなかった。しかしながら、ジャポニスムとモダニズムの興隆にはエスニック・マイノリティ芸術家や作家たちの積極的な介入も大きな位置を占める。本研究の意義は野口米次郎に焦点を当てながら、その点に取り組み、ジャポニスムとモダニズムについて再考した点にある。
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