研究課題/領域番号 |
18K00425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 |
研究代表者 |
フェアバンクス 香織 学校法人文京学院 文京学院大学, 外国語学部, 教授 (70409613)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アメリカ文学 / モダニズム / マニュスクリプト研究 / 自伝研究 / アーネスト・ヘミングウェイ / ガートルード・スタイン / F. スコット・フィッツジェラルド / モダニスト作家 / 自伝 / 自伝的作品 / F.スコット・フィッツジェラルド / ギョーム・アポリネール / 第一次世界大戦 / スペインかぜ / モダニズム文学 / スコット・フィッツジェラルド |
研究成果の概要 |
本研究は、アメリカのモダニズム作家が執筆した自伝および自伝的作品の草稿調査を行い、それぞれの出版本と比較することによって、草稿が遺族ら第三者による編纂を通じてどのように書き換えられ、作品における「私」が脱構築/再構築されたかを明らかにすると共に、モダニズム文学における自伝の特徴を新たに見いだすことを目的としている。 コロナ禍のため、アメリカでの草稿調査が叶わない時期が続いた。その間は代替テーマとして「スペインかぜとモダニズム作家」を掲げ、2本の共著論文の執筆を行った。最終年度にようやく当初予定していた草稿調査が完了、その解析結果をもとに比較考察を行い、成果論文にまとめているところである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題の成果における学術的意義は主に以下の2点である。1つ目は、アメリカのモダニズム作家における自伝(的作品)の独自性が、特に「私」の捉え方・描き方において顕著に見られることを指摘した点である。そして2つ目は、20世紀初頭に同時に発生した第一次世界大戦と1918年インフルエンザ(スペインかぜ)に関して、ヘミングウェイやスタインらが後者のパンデミックを完全に無視し、各々の自伝(的作品)にまったく言及しなかった理由に迫ったことである。多くの命を奪ったという点で戦争とパンデミックは同一線上に並ぶも、最新兵器を初めて駆使した大戦にはパンデミックにはない「革新性」が認められるというのが理由であった。
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