研究課題/領域番号 |
18K00436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
木村 晶子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70267459)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 女性のゴシック / ゴシック小説 / アン・ラドクリフ / ヴィクトリア朝女性作家 / メアリー・シェリー / エリザベス・ギャスケル / ジョージ・エリオット / ブロンテ / メアリー・ウルストンクラフト / アン・ブロンテ / フランケンシュタイン / female gothic / fantastic / シャーロット・ブロンテ / 感受性 / ジェンダー / ルイザ・メイ・オルコット / 英国女性作家 |
研究成果の概要 |
海外での研究が盛んであるにもかかわらず、国内での認知度の低い〈女性のゴシック〉の視点から、18世紀末から21世紀に渡るイギリス女性作家研究を行うという研究計画を、ヴィクトリア朝の時点までは進めることができた。これまで英文学のキヤノンからは排除されてきた〈女性のゴシック〉の原点とされるアン・ラドクリフが単なる恐怖小説の作家ではなく、その後の英国小説に大きな影響を与えたことを示した。また、ヴィクトリア朝のブロンテ姉妹、エリザベス・ギャスケル、ジョージ・エリオットの作品を〈女性のゴシック〉の観点から新たに分析することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的成果としては、複数の国内学会(日本ブロンテ協会、日本ジェイン・オースティン協会、日本ジョージ・エリオット協会)における〈女性のゴシック〉の観点からのシンポジウム発表により、単なる恐怖小説を超えたゴシック文学の新たな意義と共に、国内研究の少ないこのテーマについてより多くの研究者に知っていただくことができた。 社会的意義としては、2022年のNHK BSで企画段階から関らせていただいた『ダークサイド・ミステリー』のメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』の番組出演によって、一般の方々にも原作を広く知っていただくことができた。
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