研究課題/領域番号 |
18K00443
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松村 剛 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00229535)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 中世フランス語 / フランス語史 / 語彙論 / 文献学 / 言語地理学 |
研究成果の概要 |
本研究においては、1260年頃に聖地で作成された中世フランス語版『テンプル騎士団会則』の語彙を、パリのフランス国立図書館に所蔵されているフランス語写本第1977番と、Henri de Curzon が1886年に出版した近代版と Giovanni Amatuccio が2009年に上梓した近代版とを比較しながら検討した。刊本と各種辞書の記述の誤りを修正しつつ、このテキストがフランス語史と言語地理学にとって興味深い多くの単語を含んでいることだけでなく、聖地に特有の語彙をもつことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、1260年頃に聖地で作成された中世フランス語版『テンプル騎士団会則』の語彙を、パリのフランス国立図書館に所蔵されているフランス語写本第1977番と、Henri de Curzon が1886年に出版した近代版と Giovanni Amatuccio が2009年に上梓した近代版とを比較しながら検討した。従来、語彙研究の観点からは綿密な調査の対象になっていなかったこの作品を研究する過程で、刊本と各種辞書に見られる誤謬を修正し、フランス語史と言語地理学の観点から重要な意義をもつ用例を発見することができた。
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