研究課題/領域番号 |
18K00445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鈴木 正美 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (10326621)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ロシア / 非公式芸術 / 外国文学 / 比較文学 / 現代詩 / 芸術諸学 / ジャズ / ロック |
研究成果の概要 |
サンクト・ペテルブルクには20世紀後半、独自のロック音楽が生まれ、発展していった。ロックに関わったのは音楽家だけではない。特に非公式芸術の詩人、作家、美術家、演劇人等さまざまな人物がジャンルの垣根を越えて交流し、協働し、多様な音楽や作品を創造した。そして複雑な人的ネットワークを築いた。そのネットワークの中でも中心的な人物がセルゲイ・クリョーヒンだった。本研究ではサンクト・ペテルブルクのロック文化と非公式芸術およびクリョーヒンに関する資料の収集・調査をし、多面的なアプローチを行うことによって、20世紀後半から現代に至るサンクト・ペテルブルクの文化の多面的・複合的特質の解明を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、サンクト・ペテルブルクにおける 1)ロック文化の進化と変容、2)非公式芸術の誕生と発達、3)人形劇と他ジャンルとの交流と協働、という3つのテーマを核にし、資料の収集、調査を行った。3つのテーマは密接かつ複合的に関係している。非公式芸術は、美術、文学、音楽、映画、演劇等のさまざまな芸術ジャンルの間での交流が盛んだった。ロック・バンドがジャズ・バンドと共演するばかりか現代音楽との共演も度々あった。ダンスやパフォーマンス、詩の朗読などとの共演も盛んだった。こうした文化に関する資料の収集・調査、分析によって、サンクト・ペテルブルクの文化の多面的・複合的特質の一端を明らかにした。
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