研究課題/領域番号 |
18K00454
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
平手 友彦 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (10314709)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | パリ / 入市式 / ピエール・グランゴール / サン=ドニ通り / 16世紀 / 古地図 / 活人画 / グランゴール / 社会文化史 |
研究成果の概要 |
15世紀末までにパリで行われた歴代のフランス王・王妃の入市式を歴史的に分析し、パリ入市式の舞台であるサン・ドニ通りをパリ古地図から立体的に考察することを通じて、ピエール・グランゴールが携わったとされる 1514年の ルイ十二世妃マリー・ダングルテールと1517年の フランソワ一世妃クロードの入市式を写本と版本から比較分析した。 ピエール・グランゴールはシャトレの活人画舞台だけでなく入市式全体の製作に関与して、サン・ドニ通りの七つの活人画舞台を使ってフランスの国威高揚とフランス王権への賞賛と同時に、詩人・劇作家としての自らの存在性を示したことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フランス王権とパリ市民が接触するパリ入市式の実際を歴史的に地誌的に明らかにしたことで、16世紀の都市空間における市民が王権をどのように捉えているのかを理解することができた。これまで入市式の作り手についてはよくわからないところがあったが、詩人・劇作者がどのような意図で入市式に関与したかを考察したことで、16世紀フランスの詩人の社会性が明らかになった。
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