研究課題/領域番号 |
18K00471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石原 あえか 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (80317289)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ゲーテ / 近代測地学 / 月面図 / クラドニ / 彗星・隕石 / 近代天文学 / 伊能忠敬 / ガウス / 近代地理学 / 彗星(研究史) / 隕石 / アレクサンダー・フォン・フンボルト / 近代林業 / 大彗星(1811年) / 日独学術交流史 / オイラー / 地球儀 / 地磁気 / 日独(欧)学術交流史 / 近代天文学史 / 気象学 / 田中舘愛橘 / トビアス・マイヤー / 光学および測量機器 / 近代地図(星図含む) / 日独学術交流 |
研究成果の概要 |
自然研究者でもあった詩人ゲーテを中心に、彼を取り巻く同時代の科学者・文学者たちの活動、国際緯度計測や月面図作成、隕石・彗星などのトピックを扱った。書簡・日記のほか、各種地図や図版・星図も調査し、観測記録の分析や文学作品の解釈も行い、当時の天文学・地学・地理学知識の受容・定着の過程を辿った。欧州との相互影響や同時性を探るため、江戸時代の伊能忠敬を筆頭に、田中館愛橘や木村榮など明治以降の日本における近代天文学や測地学の比較も行った。 2年間の延長により計5年間に及んだ本研究成果としては、日本語単著1冊、ドイツ語単著論文を含む共編論文集1冊のほか、日独両言語で複数の論文執筆・研究発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果は可能な限り早めに論文または著書で発表・公開するように努めた。特に日本語単著は、国土地理院をはじめとする測量関係者にも読者層を広げ、この分野における興味・関心を得た(2021年6月、「近代測量に関する文理融合の幅広い普及活動の功績が顕著」であるとして功労者感謝状授与)。自然研究者としてのゲーテに関する論文集はコンパクトだが、今後のゲーテ研究に役立つよう、すみやかに編集・刊行した。またドイツ固有の古い活字や筆記体を読む技術を使って、国内外の歴史的資料の再評価も行った。
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