研究課題/領域番号 |
18K00481
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
阿尾 安泰 九州大学, 言語文化研究院, 特任研究者 (10202459)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 18世紀 / ルソー / 視覚 / タブロー / 表象 |
研究成果の概要 |
18世紀の限定された領域の研究にとどまることなく、この時代全体を貫く認識の枠組みを、領域横断的に明らかにしようと努めた。その探求を通じて、これまであまり解明されてこなかった啓蒙主義の特性が浮かび上がり、その後に続く世紀との相違が従来とは異なる形で明瞭となった。新たな姿で現れた18世紀をそれ以後の時代と比較することで、現代にまで至るプロセスを問い返す契機ともなり、今後の研究に新たな可能性の地平を開いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
18世紀研究を、作家、思想家単位で限定して行うのではなく、時代全体を視野に入れ、そこに働く認識の枠組みを大きく捉えようとした。そのように新しい観点から捉えた18世紀を、それ以後の時代と比較することで、従来見落とされてきた点が明確になり、近代化のプロセスをこれまでとは違う観点から捉えることができるようになった。この検討を通じて、現代にまで至る様々な課題が浮上し、新たな研究の可能性が開かれていった。
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