研究課題/領域番号 |
18K00486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 京都大学 (2020-2021) 東海大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
河島 思朗 京都大学, 文学研究科, 准教授 (80734805)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 西洋古典学 / オウィディウス / ホラティウス / ウェルギリウス / 神話 / ローマ / ラテン文学 / ホラーティウス / ギリシア・ローマ神話 / 古代ローマ社会 |
研究成果の概要 |
本研究は神話を題材とする個々のラテン文学作品を、古代ローマの社会的文脈のなかで再考しすることを目的とした。その結果として従来考えられていた以上に文学作品が社会的な意義を有していたことが明らかとなった。文学作品が社会を導くような視点を有していることに加えて、その語りが神話であることによって文化的なけん引力を有していたことを明示した。この研究の成果については、複数の書籍、論文、学会発表などによってその一部を公開することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は古代ローマ時代の文学作品が神話であることに注目しながら、その社会的・文化的意義を考察した。多くの場合ラテン文学と神話あるいは宗教儀礼は別々のものとして考えられている。しかし、両者を切り離せない関係にあるものとしてとらえながら社会的文脈で再考察することによって、ローマにおける文学理解に新たな視点を提示することができた。また、このことは広くローマを理解するうえでも重要な意義を有している。
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