研究課題/領域番号 |
18K00493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
伊勢 晃 同志社大学, グローバル・コミュニケーション学部, 教授 (00379059)
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研究分担者 |
伊藤 洋司 中央大学, 経済学部, 教授 (10384728)
バンジャマン サラニョン 大阪大学, マルチリンガル教育センター, 特任准教授(常勤) (00739360)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | アポリネール / ベル・エポック / エスプリ・ヌーヴォー / 芸術思潮 / モダニスム / フランス映画批評 / 受容研究 / 映画産業 / フランス前衛芸術 / 文学・芸術思潮 / フランス文学批評 / フランス美術批評 / フランス映画史 / フランス美術思潮 / フランス文芸思潮 / 受容史 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,ベル・エポック期の映画とその言説を視野に入れながら,フランスにおける「エスプリ・ヌーヴォー」の諸相とその影響を実証的に明らかにすることである。当時の映画状況に関するデータベースを作成し,文学・芸術思潮と関連付けながら,新しい芸術潮流が形成される過程を明確にすると同時に,この時代精神の日本文化への影響についても研究を推進した。コロナ禍の影響により,現地調査の一部と最終年度の研究者招聘,シンポジウムが不可能となったが,現地研究者の協力によりデータベースはほぼ完成し,基礎的資料の整備を終えた。今後は,当時の映画とバレエの影響という観点を新たに導入し,本研究をより精密なものにしたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の特色は,研究基盤が整備されているとは言えないベル・エポック期という時代を対象にしている点にある。ベル・エポック期は象徴主義とシュルレアリスムをつなぐ過渡期と見なされており,新しく生成する文学・芸術の運動原理については十分に研究されているとは言えない状況にある。本研究は,この研究の空白を補うものであり,ベル・エポック期の映画に関する基礎的資料を整備することにより,映画研究やその日本文学・芸術との比較文学・芸術研究の分野に寄与することに学術的・社会的な意義があると言える。
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